大阪府大阪市には障がい者グループホームがたくさんある
大阪府大阪市には令和3年8月現在、344か所もの障がい者グループホーム(共同生活援助事業所)があるといわれています。これから障がい者グループホームを開業したいという方は、「どの地域に需要があるんだろう」「ライバル事業所が少ないのはどこ?」と気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、大阪府大阪市の障がい者グループホームについて、令和3年8月時点での事業所数と平均定員数を区ごとに紹介します。
大阪府大阪市の障がい者グループホーム数&平均定員数
令和3年8月時点の障がい者グループホーム数と平均定員数を地域別に記載すると、次のようになります。区の分け方は、大阪市保健所のホームページを参考にしたものです。
※平均人数は小数点第2位を四捨五入
大阪市北部
大阪市北部を「北区、都島区、東淀川区、旭区、淀川区」とすると、障がい者グループホームを運営している事業所数は「計50か所」。平均定員数は「13人」となっています。
大阪市南部
大阪市南部を「阿倍野区、平野区、住之江区、西成区、住吉区、東住吉区」とすると、障がい者グループホームを運営している事業所数は「計156か所」。平均定員数は「10.0人」となっています。大阪市で最も多い事業所数となっていますが、平均定員数は最も低い数値。他の地域よりも、定員数が少ない小規模な障がい者グループホームが多いようです。
大阪市東部
大阪市東部を「中央区、生野区、天王寺区、城東区、浪速区、鶴見区、東成区」とすると、障がい者グループホームを運営している事業所数は「計101か所」。平均定員数は「10.6人」となっています。
大阪市西部
大阪市西部を「福島区、港区、此花区、大正区、西区、西淀川区」とすると、障がい者グループホームを運営している事業所数は「計37か所」。平均定員数は「11.8人」となっています。
大阪府大阪市に障がい者グループホームを開業するなら…
需要の大きい地域に障がい者グループホームを開業するとなると、「大阪市南部」が理想的。ただし、平均定員数からみると事業所規模はあまり大きくありません。小規模の障がい者グループホームを複数、同時経営するケースを視野に入れた方が良いでしょう。
一方、障がい者グループホームが少ない場所に開業したいという場合は、「大阪市西部」がおすすめ。場所によっては、定員数を多く設定できる土地・物件を確保できる可能性があります。
このように、大阪府大阪市の障がい者グループホームは地域によって、開業されている事業所数や事業規模が異なってきます。ただし、人口対比率や地価、周辺の環境など、さまざまな要素によっても異なってくる可能性も大きいです。エリア内の需要や利便性などの事前調査は、上記のデータいかんに関わらず、入念に行った方が良いでしょう。
まとめ
障がい福祉サービスの1つである障がい者グループホームは、大阪府大阪市でも需要が高い事業です。開業地域についてお悩みの方は、障がい者グループホームに強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。
参考文献