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就労継続支援B型の運営で最も頭を悩ませるのが、利用者に支払う工賃です。利用者の能力に合った作業を提供しつつ、工賃アップを図るのは容易ではありません。しかし、全国には高工賃を実現している事業所も多々あります。

そこで今回は就労継続支援B型の作業開拓について、基本戦略と具体的な事例を紹介します。

 

就労継続支援B型の作業開拓①基本戦略

就労継続支援B型の作業を開拓する際には、7つの基本戦略と戦略の決め方を把握しておくことが大切です。それぞれ詳しくみていきましょう。

7つの基本戦略

就労継続支援B型の経営は、一般的な企業と通じる部分が多い傾向にあります。具体的な基本戦略は、次の7つです。

 

  1. 価格up:値上げや価格交渉
  2. 商品開発:新規商品の提供
  3. 販路開拓:新規顧客への商品提供
  4. 原価管理:原価率の低減
  5. 生産性向上:利用者の能力向上や工程の細分化など
  6. 新規事業:新規顧客へ新規商品を提供
  7. 絞り込みや撤退:注力度の低下、あるいは提供の停止

戦略を決める流れ

先ほど紹介した7つの戦略は、事業所の経営状況に合わせて取捨選択したり、並行して活用したりすることが大切です。戦略を決める流れは次のとおりですが、さらに詳しく知りたい方は厚生労働省のワークブックをぜひご覧ください。

前提を確認する

「理想の工賃が支払えるか」「利用者支援として成り立っているか」など、就労継続支援B型の前提を確認します。ふさわしくない現状であれば、工賃支払規程の見直しや生産性向上を目指した施策を実行していきましょう。

守りの戦略を確認する

自主事業では適正な原価率を、請負事業では適正な支援者生産性(支援者が1時間取り組んだときの売上)を考えます。それぞれ事業所が掲げる基準を満たしていない場合は、原価管理や価格upを図っていきましょう。

攻めの戦略を決定する

守りの戦略が適正であれば、既存作業や事業所の強みなどを分析した上で、マーケティング戦略に取り組んでいきます。商品開発や販路開拓、新規事業などの施策はもちろん、時には絞り込みや撤退といった作業の取捨選択が大切です。

 

就労継続支援B型の作業開拓②工賃額「全国一」徳島県の例

作業開拓や販路拡大に最も成功しているのが、徳島県です。徳島県の平均工賃月額は、令和2年度時点で「21,631円」。全国平均の「15,776円」を大きく上回り、全国一の工賃を生み出し続けています。

そんな徳島県では、とくしま障がい者就労支援協議会を中心に次のような施策を進めているようです。

 

  • 新しい生活様式に必要な製品の制作等(マスク、非接触型体温計など)
  • 農家と福祉事業のマッチング(農福連携)促進
  • ECサイトなどWeb上での販路拡大

 

このほか、利用者が書いた1,000通もの感謝の手紙から、さらなる受注数の増加につながっている例もあります。時代に合った作業開拓や地域住民とのあたたかい関わりなどが、県全体の工賃アップに大きく影響しているといえるでしょう。

 

まとめ

就労継続支援B型の作業開拓は、経営状況に合った戦略の選択と実行が大切です。開業や経営についてお悩みの方は、就労継続支援B型に強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。

 

参考文献

就労継続支援事業所における工賃・賃金の向上に関する事例集&ワークブック|厚生労働省

コロナ禍における障害者就労支援事業所の仕事の確保と工賃向上への取り組み|国際福祉機器展

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