青森県の就労継続支援B型は、令和4年3月1日時点で「147か所」あります。これから青森県で就労継続支援B型を開業する予定の方は、どのような競合がいるか気になるのではないでしょうか。
そこで今回は青森県の就労継続支援B型について、新規開業数の推移や法人種別などを紹介します。障がい者数の推移とあわせて、ぜひ参考にしてみてください。
青森県の障がい者数
平成29年3月1日時点における青森県の障がい者数は、次のとおりです。それぞれ、身体障がい者手帳・療育手帳、精神保健福祉手帳の保有者数から算出されています。また、難病患者は特定医療(指定難病)受給者数から算出されています。
平成27年度 | 平成28年度 | 平成29年度 | |
身体障がい者 | 60,587人 | 60,275人 | 56,979人 |
知的障がい者 | 12,323人 | 12,609人 | 12,893人 |
精神障がい者 | 11,028人 | 11,319人 | 11,882人 |
難病患者 | 10,090人 | 10,598人 | 9,289人 |
この表を見ると、身体障がい者と難病患者は減少傾向にある一方で、知的障がい者や精神障がい者は増加傾向です。そのため、就労継続支援B型の需要も、特に知的・精神障がい者で増え続けていると推測されます。
青森県の「就労継続支援B型」各種データ一覧
新規開業数
就労継続支援B型を開業した事業所は、令和3年で「11か所」です。令和2年は「7か所」、令和元年は「13か所」でした。特に令和2年においては、コロナ禍の影響が大きく出たものと考えられます。
法人種別
就労継続支援B型の運営法人は社会福祉法人が最も多く、「60か所」です。次いで、特定非営利活動法人が「29か所」、株式会社が「21か所」、合同会社・有限会社が「10か所」、一般社団法人が「8か所」、上北地方教育・福祉事務組合が「2か所」、一般財団法人が「1ヵ所」となっています。
平均工賃月額
青森県の平均工賃月額は、令和2年度の時点で「12,265円」。令和元年度が「15,172円」であったため、1年間で「2,907円」減少しています。なお、平均工賃月額の全国平均は令和2年度で「15,776円」であり、青森県の工賃月額は全国平均を下回っています。
まとめ
青森県における就労継続支援B型の開業数は、年間10か所前後です。障がい者数の推移を見ると、今後も青森県における就労継続支援B型の需要は高いでしょう。開業や指定申請でお悩みの方は、就労継続支援B型に強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。
参考文献