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参入障壁の低さから、もともと障がい福祉サービスを展開している事業所以外の開業も増えている「就労継続支援B型」。しかし、黒字経営にするまでには、さまざまな問題点にぶつかるケースも少なくありません。

そこで今回は就労継続支援B型について、事業所側・利用者側という双方の視点から考えられる問題点と解決策を紹介します。

就労継続支援B型の問題点とは

就労継続支援B型の主な問題点は、それぞれ次のとおりです。

事業所側の問題点

工賃の安さ

就労継続支援B型の場合、就労継続支援A型にくらべると軽作業が多く、全体的な稼働時間も少ない傾向にあります。加えて、障がいの程度が重い方も比較的多く、どうしても全体の平均工賃月額が安くなりがちです。

受け入れ態勢の不十分さ

事業所の中には、利用者数の多さから「細やかな支援ができないジレンマ」を持つところも。就労継続支援A型や就労移行支援などへのステップアップを見据えた支援を行わないと、卒業する利用者がいない中で、新規利用者ばかりが増え続ける状況に陥ります。

この状態が続けば、いずれ事業所はキャパシティオーバーとなり、利用環境や職場環境は悪化の一途をたどることになるでしょう。

利用者側の問題点

対象者の幅広さ

就労継続支援B型の利用には、年齢や障がい者手帳の有無などの条件がありません。そのため、障がいの有無や種別、重さなどさまざまであり、作業能力も利用者によって大きく異なることも。

大げさに言うと、同じ作業でも「1時間で10個」できる人もいれば、「1時間で100個」できる人もいるということです。この差は、時給で支払われる工賃を考えたとき、不公平さが出てきてしまう要因となります。

就労継続支援B型の問題点に対する3つの解決策

より働きやすく、かつ収益アップを目指せる就労継続支援B型にするためには、次のような解決策を実行してみてください。

より単価の高い作業や施設外就労の機会を提供する

全体的に工賃が安い場合は、より単価の高い作業や施設外就労の機会を確保しましょう。特に、作業能力が高い利用者はやりがいを感じ、一般就労や就労継続支援A型への移行に対するやる気が増すきっかけにもなります。

そのやる気をバックアップできるよう、事業所側としても就労移行支援や就労継続支援A型に繋げる支援体制を整えておくことが必要です。

作業内容を難易度別に分類・提供する

高工賃を目指すあまり、難易度の高い作業ばかり提供しては、障がいの程度が重い・作業能力に自信がない方の居場所がなくなる可能性もあります。すると、「一般就労や就労継続支援A型の利用が難しい方を支援する」という、就労継続支援B型の事業目的とずれてしまい、本末転倒です。

作業内容を検討する際には、利用者の作業能力やニーズに合わせ、稼働時間やノルマが少なめの作業もある程度確保するようにしましょう。

作業量やスピードに対する追加評価を設ける

利用者の作業を評価する「工賃評価表(勘案表)」を設ければ、加点方式で工賃アップができ、公平な工賃支払いの実現が可能です。主な評価項目は、次のとおりです。

 

  • 作業量や作業スピード
  • 基本的ルール(開始時間や挨拶など)の遵守
  • 意欲や集中力 など

まとめ

就労継続支援B型の問題点をクリアすることは、安定的な経営に欠かせません。工賃や運営についてお悩みの方は、就労継続支援B型に強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。

 

参考文献

障がい者の就労支援について|厚生労働省

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