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精神障がい者は、知的障がい者と並んで障がい者グループホームを利用することが多い方々。単身生活に向けて、身の回りのことや家事の練習をするために、障がい者グループホームを利用する精神障がい者も少なくありません。その需要の高さから、精神障がい者を対象とした障がい者グループホームの開業は年々増加しています。

そこで今回は、精神障がい者数からみる障がい者グループホームの需要を紹介します。

 

障がい者グループホームの対象となる精神障がい者とは

精神障がい者とは、次のような障害を持つ方を指します。

 

・統合失調症

・うつ病

・てんかん など

 

このような障がいがある方は、精神保健福祉手帳を取得し、必要に応じて各種障がい福祉サービスを利用しながら生活しています。

 

障がい者グループホームの対象となる精神障がい者数の推移

では、精神障がい者はどれくらいいるのでしょうか。次の表は、厚生労働省が出している2016年のデータです。

 

総数 外来患者 入院患者
総計 419.3 389.1 30.2
男性 172.2 158.5 13.7
女性 247.1 230.7 16.4

(単位:万人)

 

この表から、精神障がい者のほとんどは外来患者であり、地域で生活している方が多いことがわかります。精神障がい者の長期入院が問題となり、地域移行を勧める気運や制度の変化も大きく影響しているでしょう。

また、外来患者の年齢階層別データは、次のとおりです。

 

2011年 2014年 2017年
25歳未満 27.9 36.3 38.5
25~64歳 162.1 192.6 206.0
65歳以上 97.5 132.7 144.7

(単位:万人)

 

この表から、精神障がい者は全年齢層で増加傾向にあり、特に「25~64歳」の外来患者が多いことがわかります。障がい者グループホームの対象となる精神障がい者は、原則「18歳以上」。今後も同様に精神障がい者数が増え続ければ、障がい者グループホームの需要も高い状態で維持されるでしょう。

 

まとめ

精神障がい者は全年齢で増加傾向にあり、今後も同様の状態が続くと予想されます。それに応じて、障がい者グループホームの増設も大きく期待されるでしょう。開業についてお悩みの方は、障がい者グループホームに強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。

 

参考文献

障がい者の状況|厚生労働省

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