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宮城県の障がい者グループホームは「407か所」

宮城県には令和3年7月時点で、407か所もの障がい者グループホーム(共同生活援助事業所)があります。このうち、仙台市以外の障がい者グループホームは「302か所」。その中でも、精神障がいを対象とした事業所が増加中です。

そこで今回は宮城県(仙台市を除く)の障がい者グループホームにおける、精神障がいの方からの需要について紹介します。

 

宮城県における障がい者グループホームの需要~精神障がいの場合~

精神障がいを対象とした宮城県の障がい者グループホームについて、精神保健福祉手帳の所有者数と地域別の障がい者グループホーム数から、需要を見ていきましょう。

 

精神保健福祉手帳の所持者数

宮城県(仙台市を除く)の精神保健福祉手帳の所有者数は、次のとおりです。地域区分は、保健所ごとになっています。

 

地域 等級
1級 2級 3級
仙南 162 686 359
塩竃 314 1,647 1,066
北部 178 846 433
北部(栗原) 67 307 145
東部(登米) 86 348 143
東部 156 812 415
気仙沼 61 312 147

単位:人

※仙南保健所管内

白石市、角田市、蔵王町、七ケ宿町、大河原町、村田町、柴田町、川崎町、丸森町

※塩竃保健所管内

名取市、岩沼市、亘理町、山元町、塩竃市、多賀城市、松島町、七ヶ浜市、利府町、大郷町、富谷市、大衡村

※北部保健所管内

大崎市、色麻町、加美町、涌谷町、美里町

※東部保健所管内

石巻市、東松島市、女川町

※気仙沼保健所管内

気仙沼市、南三陸町

 

地域別障がい者グループホーム数

精神保健福祉手帳を所有しているとはいっても、家族からの支援の程度によっては、必ずしも障がい者グループホームを必要とするわけではありません。

しかし、例えば、精神保健福祉手帳の所有者全員が障がい者グループホームへの入所を希望する場合(表内の※)。1事業所当たりの希望人数が多いほど、需要が高い地域であると推測できるでしょう。次の表にその概算を示しましたので、エリア調査の参考にしてみてください。

 

地域 精神保健福祉手帳

所有者の合計

事業所数 1事業所当たりの

希望人数(※)

仙南 1,207人 67か所 18.0人
塩竃 3,027人 74か所 40.9人
北部 1,457人 45か所 32.3人
北部(栗原) 519人 14か所 37.1人
東部(登米) 577人 36か所 16.0人
東部 1,383人 54か所 25.6人
気仙沼 520人 12か所 43.3人

 

このように、宮城県の障がい者グループホームは、精神障がいの方からの需要に供給が追いついていない状況が見受けられます。ただし、人口対比率や周辺地域の利便性など、さまざまな要素によっても異なってくることも。そのため、エリア調査は上記のデータを参考に、専門家を交えてさらに細かく行っていきましょう。

 

まとめ

障がい福祉サービスの1つである障がい者グループホームは、宮城県でも需要が高く、特に精神障がいの方からの需要に対して、供給が追いついていません。開業地域についてお悩みの方は、障がい者グループホームに強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。

 

参考文献

社会福祉施設の整備・運営|厚生労働省

共同生活援助(グループホーム) 精神保健福祉ガイド はあとぺーじ|仙台市

令和2年度精神保健福祉手帳所持者及び自立支援医療受給者数|宮城県精神保健福祉センター

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