児童発達支援は、未就学児を対象とした障がい児通所サービスです。児童が元気なのは喜ばしいことですが、職員の気力・体力が追いつかないというケースもあるでしょう。そのようなときは、ボランティアやアルバイトの受け入れがおすすめです。
そこで今回は児童発達支援のボランティアやアルバイトの内容や、受け入れのメリットを紹介します。
児童発達支援のボランティア・アルバイトとは？
まずは、児童発達支援で受け入れるボランティア・アルバイトの対象者や活動内容の例を見ていきましょう。
対象者
児童発達支援のボランティア・アルバイトは高校生や大学生はもちろん、地域の方も参加可能です。とくに、次のような方を積極的に採用するとよいでしょう。
- 子どもが好きな人
- 障がいに理解がある人
- 思いやりがある人
- 将来的に福祉関係の仕事に就きたい人
- 学校などで介護や福祉について学んでいる人 など
活動内容の例
児童発達支援のボランティア・アルバイトの活動内容としては、次のようなものが挙げられます。
- クラス活動のサポート
- 利用者の遊び相手・話し相手
- 教材作り
- 創作活動の準備
- 事業所内の掃除 など
ボランティアやアルバイトの受け入れに合わせ、普段なかなかできないような活動を企画・実施するのも1つの方法です。利用者も児童発達支援での時間を一段と楽しめ、保護者からの満足度も上がるでしょう。
児童発達支援でボランティア・アルバイトを受け入れるメリット
児童発達支援でボランティア・アルバイトを受け入れるメリットは、次の3つです。
人手が増える
もっとも単純なメリットは、人手が増えることにあります。とはいえ、人手不足の解消は職員の業務負担が軽減するだけではありません。利用者への目配り・気配りが十分行き届き、転倒などの事故を防ぐことにもなります。
職員もきちんと利用者に向き合えることで、児童発達支援の仕事に対するやりがいをいつも以上に感じられるでしょう。
児童の新たな一面が見つかる
1つ目のメリットに加え、普段の職員とはまた違った人が対応することで、利用者の変化や成長がみられる可能性があります。そこからヒントを得て、より適切な支援方法が見つかる場合もあるでしょう。
ただし、利用者の障がい特性によっては、慣れない人とのコミュニケーションが難しかったり、大きなストレスに感じたりするケースもあります。そのため、ボランティア・アルバイトを受け入れる際は、次のような配慮も大切です。
- 利用者や保護者へボランティアなどが入ることをあらかじめ説明する
- 必要に応じてボランティア・アルバイトスタッフの配置場所を変える
- ボランティア・アルバイトスタッフに利用者の障がい特性について説明する など
新卒職員の獲得につながる
高校生や大学生のボランティア・アルバイトを受け入れると、新卒職員の獲得につながる可能性もあります。ボランティア・アルバイトでの経験が、児童発達支援に興味を持ち、学びを深めようとするきっかけになるケースもあるためです。
将来的に職員を獲得できるよう、「児童発達支援で働くなら、ここがいい！」と思える事業所づくりを普段から意識していきましょう。
まとめ
児童発達支援はボランティアやアルバイトを受け入れることで、人手不足解消だけでなく支援の質の向上なども期待できます。運営や採用でお悩みの方は、児童発達支援に強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へ早めに相談しましょう。
参考文献
