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「職業指導員」は、就労継続支援B型の運営に必要な人員の1人。他の障がい福祉サービスではあまり見かけない職業であるため、「どんな仕事をするのか」「誰でもなれるものなのか」と疑問に思う方もいるでしょう。

そこで今回は就労継続支援B型の職業指導員について、役割や業務内容はもちろん、人員配置や向いている人などを紹介します。

就労継続支援B型の職業指導員①役割や業務内容

職業指導員の役割は、利用者の就労にかかわるさまざまな支援を行うこと。具体的には、次のような業務にあたります。

 

  • 就労に必要な知識、技術を身に着けるためのアドバイスや指導
  • 利用者の障がい特性に合わせた生産活動のサポート
  • 支援内容の記録
  • (事業所によっては)利用者の送迎、職場見学への同行など

 

また、就労継続支援B型の職業指導員は特別資格を必要とせず、未経験でも就職可能です。

就労継続支援B型の職業指導員②人員配置基準

職業指導員の人員配置基準は、常勤換算で「利用者:職員=10:1または7.5:1」。また、生活支援員と職業指導員の「いずれか1名が常勤」と定められています。

常勤換算における利用者数は、基本的に「前年度の平均利用者数」を指します。ただし、新規開業などの場合は、開業後6か月以内は「利用定員の90%」で計算。7か月目以降12か月以内は「直近6か月間の平均利用者数」で算定します。

なお、業務に支障がない範囲であれば、管理者との兼務も可能です。

就労継続支援B型の職業指導員③向いている人

職業指導員も福祉職員には変わりないため、人を思いやる気持ちや対話をする姿勢、障がいへの理解などがある方が向いています。また、手工芸や農業など、作業内容に関する知識や技術を持っている人は作業指導を行いやすいといえます。

また、職業指導員に資格は不要ですが、利用者を支援するにあたっては次のような資格があると役立つ場面が多くあるでしょう。

 

  • 介護職員初任者研修
  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 障がい者職業生活相談員
  • 社会福祉主事任用資格
  • 児童指導員任用資格 など

まとめ

就労継続支援B型の職業指導員は、利用者の就労にかかわるさまざまな支援を行う職種です。開業や人員配置についてお悩みの方は、就労継続支援B型に強い「日本で唯一の障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。

参考文献

障がい者の就労支援について|厚生労働省

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