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児童発達支援では通所が難しい児童や保護者のために、送迎サービスを行う場合があります。しかし、送迎でのトラブルは多く、未然に防ぐためにはわかりやすく役に立つマニュアルの作成が欠かせません。

そこで今回は児童発達支援の送迎にあたって日頃からチェックしたい項目や、マニュアルの記載事項について紹介します。

児童発達支援の送迎①日頃からチェックしたい項目

送迎サービスを行う上で日頃からチェックしたい項目は、次の4つです。

送迎車両のチェック

送迎車両のチェック項目は、次のようなものが挙げられます。

 

  • エンジンルームでの各種オイルの点検
  • 車内の清掃状況、ドアやシートベルトなどの点検
  • タイヤやボディのチェック
  • 事務所ネームの有無
  • ワイパー、各種ランプ、ライトなどの動作確認
  • 燃料の残量
  • サイドブレーキ、アクセル、ブレーキの確認 など

 

方向指示器など運転席で確認できないものは、二人一組で確認を行いましょう。

運転手や添乗員の健康チェック

運転手や添乗員の健康チェック項目は、次のとおりです。

 

  • 体温は問題ないか
  • 強い疲れが残っていないか
  • 十分な睡眠時間を取れているか
  • 飲酒後の影響が残っていないか
  • 腹痛や下痢症状はないか

 

乗務に悪影響を及ぼすようなことはないか、運転手と添乗する全員に対して、チェックを行ってください。第三者がチェックすると、より客観的に判断できます。

児童の乗降時のチェック

児童乗降時のチェック項目は、次のとおりです。

 

  • ドアが開いているのは一か所のみか
  • 車まで誘導した職員はシートベルト着用まで確認したか
  • 家に送る際は家に入ったことを確認したか
  • 乗ったときと降りたときに点呼を行ったか

 

児童の行動は予測ができないため、常に目を離さないようにしましょう。

トラブル発生時の対応

トラブル発生時のチェック項目は、次のとおりです。

 

  • 連絡先を把握しているか
  • 対応の流れを理解し実行できるか

 

保護者や関連施設と連携しトラブル発生時の対応を確認、共有しておきましょう。トラブル対応を地域で共有することで、適切に素早い対応が可能になります。

また、トラブル未満のヒヤリハットがなかったかチェックし、再発防止策を共有することも大切です。

児童発達支援の送迎②マニュアルに記載する内容

マニュアルに記載する内容は各事業所の実情に沿ったものになりますが、主だった内容は次の3つです。

チェック表

日頃からチェックしたい項目を一覧化します。車両や健康状態、児童の送迎時にチェックする必要のあるものは、別途コピーして利用してください。また、定期的にチェック内容を見直し、実際の現場に合わせて項目を追加・共有できるようにしておきましょう。

注意事項

次のような送迎の流れに沿って、それぞれの注意事項や心構えも記載します。

 

  • 走行前
  • 指定場所待機時
  • 児童乗降時
  • 走行中
  • 移動中

トラブル発生時の対応

トラブル発生時の対応は、マニュアルにも記載して共有しましょう。送迎の現場、現場から連絡を受けた事務所でそれぞれの対応を明確にし、定期的に共有するのがおすすめです。

まとめ

安全な送迎を行うためには、毎日のこまごまなチェックとわかりやすいマニュアルが必要になります。開業や運営でお悩みの方は、児童発達支援に強い「日本で唯一の障がい福祉専門の税理士事務所」へ早めに相談しましょう。

詳しくはこちら!

参考文献

児童発達支援ガイドライン|厚生労働省

こどものバス送迎・安全徹底プラン|内閣府

放課後等デイサービス事業運営マニュアル整備参考資料|堺市

障がい児通所支援における送迎について|豊中市

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