就労継続支援B型の運営には管理者をはじめ、サービス管理責任者や職業指導員、生活支援員などの職員が必要です。経営者としては、手厚いサービスを提供したいものの、人件費が気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、就労継続支援B型職員の給料について、職業別・勤務形態別に紹介します。就労継続支援A型や就労移行支援の職員の給料も合わせて紹介するので、比較検討してみてください。
就労継続支援B型職員の年間給料
就労継続支援B型職員の給料は、平成29年度時点で次のようになっています。
常勤 | 非常勤 | |
施設長・管理者 | 4,940,810 | 3,837,215 |
サービス管理責任者 | 4,117,367 | 2,034,000 |
職業指導員 | 3,068,521 | 1,749,329 |
生活支援員 | 3,115,830 | 1,892,879 |
単位:円
いずれの職種の給料も、常勤職員と非常勤職員との間に100万円以上の差が出ています。特に、サビ管の給料差は200万円以上。複数のサビ管を採用する場合には、常勤・非常勤のバランスを考える必要があるでしょう。
就労支援職員の年間給料【A型や移行支援の場合】
就労継続支援A型職員や就労移行支援の職員の給料は、平成29年度時点で次のようになっています。
【就労継続支援A型職員の給料】
常勤 | 非常勤 | |
施設長・管理者 | 3,958,306 | 3,311,734 |
サービス管理責任者 | 3,208,238 | 2,102,317 |
職業指導員 | 2,657,253 | 1,809,007 |
生活支援員 | 2,603,898 | 1,731,524 |
単位:円
【就労移行支援職員の給料】
常勤 | 非常勤 | |
施設長・管理者 | 4,918,463 | 4,977,290 |
サービス管理責任者 | 4,131,701 | 1,500,000 |
就労支援員 | 3,336,832 | 2,109,184 |
職業指導員 | 3,146,006 | 1,848,737 |
生活支援員 | 3,032,796 | 2,044,353 |
単位:円
この表を見ると、就労移行支援職員の給料は、就労継続支援B型職員とあまり差がありません。一方、就労継続支援A型職員の給料は、就労継続支援B型職員よりも低いようです。この違いには、算定できる加算の種類や利用者に支払う給料、人件費などの違いが出ている可能性があります。
まとめ
就労継続支援B型職員の給料は、常勤と非常勤との間に100〜200万円以上の差があります。人員配置や人件費についてお悩みの方は、就労継続支援B型に強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へ早めに相談しましょう。
参考文献