生活介護の安定的な運営には、継続した集客による利用者の増加や利用率の向上が重要です。生活介護の集客ツールは多岐にわたりますが、とくにパンフレットやチラシはもっともスタンダードな方法の1つとなっています。
そこで今回は生活介護のパンフレット・チラシについて、自作・外部委託別のメリット・デメリットや記載事項などを紹介します。
生活介護のパンフレットやチラシはどこで作る?
生活介護のパンフレット・チラシを制作する方法は、主に自作する場合と外部委託する場合の2パターンです。それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
自作する場合のメリット・デメリット
生活介護のパンフレットやチラシを自作するメリット・デメリットは、下表のとおりです。
メリット | デメリット |
・印刷部数を自由に設定できる
・制作費用を抑えられる ・最新情報の加筆修正が簡単にできる |
・クオリティが下がりやすい
・印刷部数が多いと、逆に費用がかさむ可能性がある |
手作り感があると「あたたかい雰囲気」を伝えやすいものの、掲載情報が煩雑で見にくいと問い合わせにはなかなかつながりません。予算をある程度確保できる場合は、プロの手を借りて確実に訴求力を高めるのも1つの方法です。
外部委託する場合のメリット・デメリット
生活介護のパンフレットやチラシを外部委託するメリット・デメリットは、下表のとおりです。
メリット | デメリット |
・見栄えがよく、信頼感を与える仕上がりになる
・訴求ポイントを押さえており、集客力強化につながりやすい ・制作時間をほかの業務にあてられる |
・自作よりは費用が高くなる
・部数設定や加筆修正などは、やや臨機応変さに欠ける |
開業直後は地域住民や関係機関と、いかに信頼関係を築けるかが重要なポイントの1つになります。見栄えがよく、情報が整ったパンフレットやチラシは、信頼感や安心感を与える要素として大きく寄与してくれるでしょう。
なお、一口に外部委託といっても、以下のように依頼先は多岐にわたります。
- 制作会社
- フリーランス
- アマチュアのデザイナー など
とくにフリーランスやアマチュアは品質のバラつきが大きいため、過去の制作実績などを入念に確認したうえで依頼するとよいでしょう。
生活介護のパンフレットやチラシに記載する事項
生活介護のパンフレットやチラシに記載する事項の例は、以下のとおりです。
- 事業所の基本情報
- サービス内容
- 1日の流れ
- 利用料金
- 職員の紹介
- 事業所へのアクセス方法
- 運営会社 など
とくにチラシは、パンフレットよりも掲載範囲や枚数が限られます。事業所が伝えたいことを優先するのではなく、「利用希望者や支援者が知りたい情報は何か」を意識して記載内容を整理しましょう。
まとめ
生活介護の集客では事業所の情報を正確に伝え、信頼関係を築く第一歩となるパンフレット・チラシの制作が必要です。開業や経営でお悩みの方は、生活介護に強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。
参考文献
厚生労働省|自己点検チェックのための生活介護事業ガイドライン案