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就労継続支援B型の開業を検討するなら、採用する職種の種類や仕事内容をよく理解しておくことが大切です。

今回は就労継続支援B型の仕事内容について、職種別に紹介します。気になる給料の相場もあわせて解説するので、人件費を考える際の参考にしてみてください。

 

就労継続支援B型職員の仕事内容

就労継続支援B型職員の仕事内容について、それぞれ見ていきましょう。

サービス管理責任者(サビ管)

サビ管は、利用者の支援について計画を立てたり、他事業所など外部との連絡調整をしたりします。具体的な仕事内容は、次のとおりです。

 

  • 利用者との面談やアセスメント、モニタリング
  • 個別支援計画の策定
  • 外部との連絡調整(家族や他事業所、病院など)
  • 職業指導員や生活支援員への指導 など

職業指導員

職業指導員は、就労に必要な知識や技術の伝達、助言を行います。具体的な仕事内容は、次のとおりです。

 

  • 利用者の障がい特性に合わせた指導やサポート
  • 施設外就労の支援
  • 支援内容の記録
  • (事業所によっては)利用者の送迎、職場見学への同行 など

生活支援員

就労面のサポートがメインの職業指導員に対し、生活支援員は日常生活上のサポートを行います。具体的な仕事内容は、次のとおりです。

 

  • 日常生活動作の介助やサポート(食事、排泄など)
  • 心身の健康管理
  • 悩み相談や助言
  • 支援内容の記録 など

 

就労継続支援B型職員の給料

就労継続支援B型職員の給料は、平成29年度時点で次のようになっています。

 

常勤 非常勤
施設長・管理者 4,940,810 3,837,215
サービス管理責任者 4,117,367 2,034,000
職業指導員 3,068,521 1,749,329
生活支援員 3,115,830 1,892,879

単位:円

 

職業指導員と生活支援員の給料には、あまり大きな差は見られていません。一方、サビ管の給料は管理者には劣るものの、先の2職種より100万円以上高くなっています。

就労継続支援B型の利用定員が60人を超えると、サビ管は2人以上必要です。ただし、常勤の要件は1人のみのため、非常勤と組み合わせると人件費をうまく抑えられるでしょう。

 

まとめ

就労継続支援B型職員の仕事内容や給料は、職種によって大きく異なります。職員確保や人件費についてお悩みの方は、就労継続支援B型に強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へ早めに相談しましょう。

 

参考文献

障がい者の就労支援について|厚生労働省

令和2年障害福祉サービス等経営実態調査結果

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