北海道札幌市には、令和4年3月時点で「462か所」の就労継続支援B型があります。これから就労継続支援B型を開業する予定の方は、エリア調査を進めるところでしょう。
そこで今回は札幌市の就労継続支援B型について、地域別の事業所数や空き状況などを紹介します。
札幌市の障がい者数
平成30年度時点における札幌市の障がい者数は、次のとおりです。それぞれ、身体障がい者手帳・療育手帳、精神保健福祉手帳の保有者数から算出されています。
18歳未満 | 18歳以上 | 合計 | |
身体障がい者 | 1,455人 | 82,130人 | 83,585人 |
知的障がい者 | 4,839人 | 13,202人 | 18,041人 |
精神障がい者 | — | — | 26,026人 |
なお、全国では「障がい者のうち約2.9%」の方が就労継続支援B型を利用している計算になります(統計時期が異なり、実際の数値とは差が生じる可能性あり)。札幌市の障がい者数の合計は、「約12.8万人」。全国の数値にならうと、就労継続支援B型の利用を希望する方は「約3,700人以上」はいると見込まれます。
札幌市の「就労継続支援B型」各種データ一覧
地域別の事業所数・空き状況
地域別の事業所数や空き状況は、次のとおりです。事業所数は、中央区や東区で最も多くなっています。一方、空き状況の発生率は「西区」や「南区」で最も低く、他の地区よりも就労継続支援B型の需要が高いと予想されます。
ただし、空き状況の更新が止まっている事業所もあるため、実際の数字はこれよりも少ない可能性が高い点はご了承ください。
事業所数 | 空き状況 | 空き状況の発生率 | |
北区 | 63か所 | 43か所 | 68.3% |
東区 | 72か所 | 51か所 | 70.8% |
白石区 | 69か所 | 53か所 | 76.8% |
厚別区 | 17か所 | 11か所 | 64.7% |
清田区 | 17か所 | 11か所 | 64.7% |
豊平区 | 50か所 | 33か所 | 66.0% |
中央区 | 89か所 | 78か所 | 87.6% |
手稲区 | 23か所 | 14か所 | 60.9% |
西区 | 41か所 | 23か所 | 56.1% |
南区 | 21か所 | 12か所 | 57.1% |
まとめ
北海道札幌市の就労継続支援B型は、地域によって空き状況の発生率が大きく異なります。開業地域や指定申請でお悩みの方は、就労継続支援B型に強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へ早めに相談しましょう。
参考文献