岩手県の障がい者グループホームは令和2年11月1日時点、「369か所」の障がい者グループホームが存在し、「122カ所」の事業所が運営しています。岩手県で障がい者グループホームを開業するなら、エリア調査は必須。
そこで今回は「岩手県の障がい者グループホーム」について、区域別の事業所数や平均利用定員数、対応する障がい種別などを紹介します。
岩手県の障がい者グループホーム各種データまとめ
岩手県の障がい者グループホームについては、次のデータを参考にしてみてください。
区域別の事業所数と利用定員数
岩手県全域をみると、1つの障がい者グループホーム当たりの利用定員数が少ない傾向にあります。
また、1事業所当たりの障がい者グループホームが最も多いのは、胆江地域。1事業所で25個もの障がい者グループホーム(知的障がい対象)を運営しているところもあります。
区域 | 事業所数 | 利用定員数(人) | 平均利用定員数(人) |
盛岡 | 127 | 781 | 6.1 |
岩手中部 | 61 | 335 | 5.5 |
胆江 | 47 | 219 | 4.7 |
両磐 | 31 | 188 | 6.1 |
大船渡 | 14 | 80 | 5.7 |
釜石 | 5 | 26 | 5.2 |
宮古 | 34 | 184 | 5.4 |
久慈 | 8 | 54 | 6.8 |
二戸 | 42 | 244 | 5.8 |
※平均利用定員数は小数点第2位を四捨五入
入所できる利用者の主たる障がい
岩手県の障がい者グループホームは、身体・精神・知的障がいのうち、3障がい対応が「77か所」、2障がい対応が「113か所」、1障がいのみが「179か所」です。
このうち、2障がい対応は、すべて精神・知的障がいの組み合わせ。1障がいのみ対応も、精神障がいや知的障がいを対象としている障がい者グループホームが多いようです。
岩手県に障がい者グループホームを開業するなら…
岩手県の障がい者グループホーム数や平均定員数を見る限りでは、需要の地域差はあまりないといえます。そのため、岩手県はほぼ全域で、障がい者グループホームを開業するメリットがあるでしょう。
ただし、地域によっては1事業所あたりに運営する障がい者グループホーム数が多く、競合となる事業所が大きな壁となることも。エリア内の需要や利便性などは、上記のデータに加えて入念に事前調査をすると良いでしょう。
まとめ
障がい福祉サービスの1つである障がい者グループホームは、岩手県でも需要が高い事業です。岩手県で開業予定の方は、障がい者グループホームに強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。
参考文献