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就労移行支援からの移行先として、一般就労以外に就労継続支援A型があります。しかし、「就労継続支援A型への移行率がどれくらいなのか」「移行するメリットはあるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

利用者へ説明できるよう、事業者側も各サービスの概要や利用のメリットを把握しておくことが大切です。そこで今回は就労移行支援から就労継続支援A型への移行率や、サービスを切り替えるメリットを紹介します。

就労移行支援から就労継続支援A型への移行率

厚生労働省が令和3年に発表した調査によると、令和元年度に就労移行支援を修了した利用者のうち、就労継続支援A型へ移行した人は約3.8%です。

ちなみに、就労移行支援からの移行率がもっとも高いのは一般就労で54.7%、その他の22.6%に次いで、第3位は就労継続支援B型の12.0%となっています。

就労継続支援A型は就労移行支援や就労継続支援B型と比べて施設数が少ないこともあり、移行率が低い傾向となります。

しかし、就労意欲が高い方は移行後も「一般就労に向けて頑張りたい」という気持ちが高いものです。そのため、移行前後の事業所は利用者のニーズを満たせるよう、互いに情報共有し、連携していくことが大切になってきます。

就労移行支援から就労継続支援A型へ移行するメリット

そもそも就労継続支援A型とは、一般就労が難しい人が雇用契約を結んで福祉支援を受けながら働けるサービスです。就労移行支援から就労継続支援A型へ移行するメリットは、主に次の3つがあります。

安定した収入と生活

就労継続支援A型では雇用契約を結ぶため、最低賃金以上の収入が得られます。また、労働時間によっては社会保険や雇用保険が適応されるため、金銭的にも精神的にも安定した生活を実現しやすいといえるでしょう。

サポート体制の充実

就労継続支援A型を利用すると、職業指導員の補助を受けながら仕事をします。利用者の適性や心身の状況を考慮して仕事の内容や作業量を調整してもらえるため、自分のペースに合わせて無理なく成長できる点もメリットです。

就労能力の向上

就労継続支援A型では清掃作業やデスクワーク、飲食店のホール業務など一般就労に近い働き方を経験できます。利用者は実践に近い形で就労に必要な知識を習得し、スキルも向上します。

まとめ

就労移行支援から就労継続支援A型への移行率は約3.8%です。移行率は低いものの、就労継続支援A型へ移行するさまざまなメリットがあります。

集客や運営でお悩みの方は、就労移行支援に強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へ早めに相談しましょう。

 

参考文献

障がい者の就労支援について|厚生労働省

就労移行支援ガイドブック|厚生労働省

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