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火災や地震が起きたときの対応は、日頃から訓練をしておかないといざというときに動けません。利用者の命を守り、職員自身も自分の命を守るためには、防災・避難訓練を通して迅速に対応できるようにしておく必要があります。

そこで今回は児童発達支援の防災・避難訓練や、日頃から意識したい防災チェックポイントを紹介します。

児童発達支援の防災・避難訓練

児童発達支援の防災・避難訓練は、年2回以上の実施が必要です。実施にあたっては事前に訓練計画を立て、実のある訓練内容とすることが大切になります。訓練計画で明確化しておきたいポイントは、次の4つです。

 

  • 日程
  • 時間帯
  • 対象の利用者
  • 職員の役割分担(火元発見、通報、避難誘導など)

 

とくに、時間帯は想定タイミングによって注意点が変わってきます。たとえば、日中活動中であれば、ある程度の人数が同じ部屋にいるため避難誘導しやすいでしょう。

逆に送迎前の準備時間では、利用者が部屋だけでなく出入り口付近やトイレなど、複数の場所に点在している可能性があります。そのため、防災・避難訓練はさまざまな条件を想定しながら行うとより効果的でしょう。

児童発達支援の防災で意識したい日頃のチェックポイント

児童発達支援の防災において、日頃からチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。

火災の発生防止に備えたチェックポイント

火災の発生防止では部屋ごとに火元責任者を配置し、点検表を用いながらチェックすることが大切です。主なチェックポイントとしては、次のようなものが挙げられます。

 

  • 火気設備の安全性

  近くに可燃物はないか

  調理中、空焚きになっていないか

  コンロなどの元栓は閉められているか など

  • 電気設備の安全性

  コンセントは根元までしっかりささっているか

  コードに熱を持っている部分はないか

  破損個所はないか など

 

利用者がふいに触ってけがをしないよう、活動中なども職員同士で協力して目配り・気配りしましょう。

地震発生時に備えたチェックポイント

「天災は忘れたころにやってくる」とよく言われるように、日頃から常に備えておく必要があります。児童発達支援における具体的なチェックポイントは、次のとおりです。

 

  • 掲示物などは落ちてこないか
  • 棚の上に重いものは置いていないか
  • 倒れやすいものは固定しているか
  • 揺れによって物品が棚から飛び出してこないか
  • 蛍光灯に飛散防止カバーをしているか
  • 持ち出し袋が用意され、置き場所がすぐにわかるか
  • 避難経路の周囲が乱雑になっていないか など

 

意外と見落としがちなのが、避難経路の確保です。防災・避難訓練でルートを把握しておかないと、知らずしらずのうちに物が増え、いざというときスムーズに移動できない事態にもなりかねません。利用者・職員の命を守るためにも、とくに避難経路は日頃から整理整頓しておきたいところです。

まとめ

児童発達支援には乳幼児も多く、火災や地震が発生した際に利用者の命を守れるかどうかは職員の動きにかかってきます。防災設備の設置や物件でお悩みの方は、児童発達支援に強い「日本で唯一の障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。

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参考文献

児童発達支援ガイドライン|厚生労働省

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