児童発達支援などの障がい福祉サービスは、人手不足で悩むケースが少なくありません。しかし、人手不足を解消するためとはいえ、誰彼構わず採用してしまうと教育コストの増大やトラブル発生の原因になります。サービスの質を維持・向上させるためには児童発達支援に理解を示し、子供たちと真剣に向き合う人を採用したいところです。
そこで今回は児童発達支援で働くのに向いている人について、児童発達支援に必要な職種を交えながら紹介します。
児童発達支援で働くのに向いている人とは?
児童発達支援に向いている人の特徴は、下記の3つです。
子どもが好き
児童発達支援を利用する子どもたちは、一人ひとり抱えている問題が異なっており、その子に合った支援を必要としています。それぞれに合った支援を見極めるためには、子どもへの理解が必要です。
また、児童発達支援ではさまざまな障がいを抱えている子どもを相手にします。そのため、子どもが好きで「もっと生活しやすいように支援したい」という向上心・学習心がなければ働き続けるのは難しいでしょう。
体力・気力に自信がある
児童発達支援は子どもを相手にする仕事であるため、体力を必要とします。子どもたちの持つエネルギーは無尽蔵であり、1日終わるだけで疲れ果ててしまう職員も少なくありません。
また、送迎時や活動時などには、利用者が怪我をしないように十分注意を払う必要があります。その分、精神的にも疲れやすいため、気力の維持・回復が得意だという方も児童発達支援に向いているでしょう。
社会の役に立つ仕事がしたい
現代の日本において、子どもやその家族を取り巻く環境は複雑化しています。さまざまな事情から助けを求める家庭は増加傾向にあり、支援の手を求めているのです。そのような社会情勢の中、「人のために働きたい」「社会の役に立ちたい」という方は児童発達支援に向いているといえるでしょう。
児童発達支援に向いている人がつく仕事の例
児童発達支援センターや児童発達支援事業所には、次のような人員の配置が必要です。
- 嘱託医
- 児童発達支援管理責任者
- 児童指導員
- 保育士
- 機能訓練担当職員
- 看護師 など
とくに重症心身障がいを持つ利用者に対しては医療的ケアを行う体制が必要であり、嘱託医や看護師の重要性が増します。なお、児童指導員は無資格でもなれますが、一定の学歴や実務経験が必要です。無資格者を採用した場合は、児童指導員などへキャリアアップできるよう事業所側でも支援しましょう。
まとめ
児童発達支援の対象年齢は原則0~6歳であるため、子どもが好きな人や体力に自信がある人などが向いているといえます。採用や人員配置でお悩みの方は、児童発達支援に強い「日本で唯一の障がい福祉専門の税理士事務所」へ早めに相談しましょう。
参考文献