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放課後等デイサービス(放デイ)の連絡帳は、事業所と保護者とをつなぐ大切なコミュニケーションツールです。仕事などで忙しい保護者は利用者の様子について、必ずしも口頭で詳細に聞けるわけではありません。そのような保護者にとって連絡帳は利用者の様子を知り、時として相談を持ちかけられる貴重な場といえます。

そこで今回は放デイの連絡帳について、基本的な書き方やコツのほか、アプリ活用におけるメリットなどを紹介します。

放課後等デイサービスにおける連絡帳の書き方

放デイの連絡帳に記載する事項は、おもに次の3つです。

 

  • 放デイ利用時の様子
  • 今後の予定
  • 相談に対する返答 など

 

書く内容がある程度決まっているとはいえ、何人もの利用者の連絡帳を書くのは意外と時間がかかります。そのようなとき、意識したいのが次の3つです。

書く内容の型を複数決めておく

連絡帳を書く職員は書く内容の型、いわゆるテンプレートをあらかじめ複数決めておくとよいでしょう。たとえば、療育プログラミング時の様子であれば、次のような内容について記載します。

 

  • 参加状況(積極的に参加した、以前よりも慣れてきたなど)
  • 利用者の反応(笑顔が多い、泣いていたが途中から楽しそうにしていたなど)
  • 利用者の成長(できるようになったこと、印象的な言葉など)

 

とくに、利用者の成長は保護者がもっとも気になるところのひとつです。少しの変化でも連絡帳に記載すると保護者はうれしいだけでなく、「ちゃんと見てくれているんだな」と安心感を得られます。

テンプレートとしていくつか書く内容を決めておき、利用者の状況に合わせて臨機応変に記載していくとよいでしょう。

保護者からの相談に対する返答を優先的に書く

連絡帳で保護者からの相談があった場合は、優先的に返答を書くようにしてください。相談に対する返答が書かれていない、あるいは連絡帳の最後にササッと書かれた程度だと、保護者は事業所に対して不信感を抱きかねません。

保護者が安心・信頼して放デイに利用者を預けられるよう、相談に対する返答は連絡帳でも速やかに対応することが大切です。

障がい特性について学ぶ

障がい特性に関する知識が増えると、利用者を見る視点も増え、「今日は連絡帳に書くことがない」と悩む日が格段に減ります。

前述した保護者からの相談に対しても確かな知識をもとに返答でき、信頼感アップにつながるでしょう。

放課後等デイサービスの連絡帳はアプリも役立つ

ペーパーレス化が進んでいる近年、放デイでも連絡帳アプリやシステムを導入する事業所が増えてきています。連絡帳をアプリやシステムに変えるメリットは、おもに次の3つです。

 

  • 放デイでの様子や連絡内容をリアルタイム、かつ画像付きで確認できる
  • 記録スピードが上がり、空いた時間を利用者の支援に還元できる
  • 定員の空きが発生した際に通所予約でき、利用率の低下を防げる

 

つまり、連絡帳アプリを活用すれば、コストカットしながらサービスの質を向上できます。また、突然の欠席などによる利用率の低下を防ぎ、安定的な収益の確保も可能です。

まとめ

放デイの連絡帳は、保護者と事業所をつなぐ大切なコミュニケーションツールです。連絡帳を書く時間がなかなか取れない、抜け漏れが多いという場合は、アプリの導入も解決策のひとつになります。

開業や運営でお悩みの方は、放課後等デイサービスに強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へ早めに相談しましょう。

 

参考文献

放課後等デイサービスガイドライン|厚生労働省

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