事業所数・利用者数ともに、年々急増している放課後等デイサービス(放デイ)。事業者は支援の質を維持・向上する施策を考えるために、日々頭を悩ませていることでしょう。そのようなときは、第三者評価を受けて当事者以外から意見をもらうのもひとつの方法です。
そこで今回は放デイで第三者評価を受けるメリットや、受審の一般的な流れについて紹介します。
放課後等デイサービスが第三者評価を受ける2つのメリット
放デイが第三者評価を受けるメリットは、次の2つです。
支援の質を向上できる
第三者評価では事業所外の人々による詳細な調査・分析により、事業所の課題が明確になります。また、調査員との対話や他事業所の評価結果を通じて、課題に対する改善策のヒントが得られます。明確になった課題や解決策を事業所全体で共有し、業務に還元することで、結果として支援の質の向上が図れるのです。
集客や採用活動で事業所の取り組みをアピールできる
第三者評価では、解決すべき課題だけでなく、事業所の長所もすくい上げてくれます。集客や採用活動ではその長所自体はもちろん、第三者評価を受けて支援の質の向上に励んでいる姿もアピールポイントになるでしょう。
【5STEP】放課後等デイサービスにおける第三者評価の流れ
第三者評価に向けて事業所が行う準備などは、次の5つです。
- 評価機関と契約
- 事前準備
- スケジュール調整
- 自己評価の実施と提出
- 必要書類の提出
- 訪問調査
- 見学対応
- インタビュー対応など
- 評価結果の取りまとめ
- 事業者コメントの記入
- 評価結果公表への同意
- 評価結果をホームページなどで公表
ただし、上記は一般的なものであり、管轄の行政庁や評価機関によっては流れが異なる可能性があります。第三者評価を受ける際は、あらかじめ流れや準備内容について確認しておくとよいでしょう。
まとめ
放デイの質を向上させるためには、第三者評価を受審して事業所の課題や解決策を明確にすることもひとつの方法です。開業や運営でお悩みの方は、放課後等デイサービスに強い「障がい福祉専門の税理士事務所」へお早めに相談することをオススメします。
参考文献